京都市の西部・東映太秦映画村の西側にある嵐山本線と北野線の接続駅で、嵐電最大規模となる単式・島式混合4線を有する地上駅。
「かたびらのつじ」と称し、関西人でもなかなか読めない難読駅。
路面電車の駅とは思えない立派な構造と、バリアフリー工事により改札口が撤去された地下通路の秘境感が、何とも言えないいい味を醸し出している。
外観
帷子ノ辻駅入り口。正面の階段がかつて改札口のあった地下通路につながる階段。バリアフリー工事により、現在の改札は右手の地上に設置された。
その駅入り口を引いた位置から撮影。通りから少し入り組んだ場所にある。
上の写真の細い道を出ると帷子ノ辻交差点に出る。この通りは三条通り。嵐山本線と並走するこの三条通りは、このまま西に進むと嵐山の渡月橋につながる。
その三条通り沿いにある「帷子辻」バス停。バス停には「ノ」がつかない。ちなみに地名も読みは同じだが、漢字は「帷子ヶ辻」で「ケ」となるトリビア。
停車中のバスは、京都バス61系統の花園線と称される四条河原町から三条京阪行き。20分間隔だが、市バスもほぼ同じ路線を走らせており、合わせると10分間隔の高頻度運転。
そのバス停付近から駅方向を望む。橋上駅舎のようにみえる建物は、京福(嵐電)所有の「ランデンプラザ帷子」。スーパーマーケットのフレスコや100円ショップのダイソー等が入居している。
改札口・コンコース
まずは、駅の地上入り口ではなく、地下通路へと向かう。
ここはかつて改札口のあった場所。バリアフリー化工事によって改札口が地上に設置されたことに伴い、ゲート化された。
かつては駅に入るのも、乗り換えもこの地下通路を経由する必要があったが、バリアフリー化工事によりすべて地上で行えるようになった。
おかげで、かつて賑わいを見せた場所が秘境感満載の空間に変わった。
時刻表
嵐山本線
嵐山方面
嵐電はどの方向も原則10分間隔の運行。嵐山本線は、平日は朝夕ラッシュ時に増発されるが、興味深いのは「特別休日」ダイヤの存在。
京都の観光地を走る路線なので、観光客で賑わう春・秋の休日は日中が毎時2本増発される。
四条大宮方面
嵐山本線の四条大宮方面も同様のダイヤ。午前0時以外は、全線通しの運転だ。
北野線:北野白梅町方面
帷子ノ辻を起点をする北野線も10分間隔の運行。但し、単線であるためか、朝夕ラッシュ時でも増発されないのが特徴。
乗り場
駅票。正式には京福電車の駅だが、開業当初の「嵐山電気軌道」時代から親しまれている「嵐電」の愛称が定着しており、京福の「け」の字も出てこない。
各駅に設置されている観光案内図。観光路線ゆえの演出だ。
ホームは単式1面1線と切り欠き式1面3線の計4線構造。嵐電では最大の駅規模を誇る。
単式ホームの1番線に到着したモボ611形の嵐山行き。
島式ホームの2番線に到着したのは、モボ21形の四条大宮行き。1994年に平安京遷都1200年協賛の一環として製造されたレトロ感満載の列車だ。
1番線ホームから2・3番線を望む。路面電車の駅とは思えない立派な構造だ。
帷子ノ辻駅は、嵐山本線と北野線との乗り換え客を中心に、1日約3800人の利用がある。
2番線に到着したモボ611形の四条大宮行き。2013年11月に嵐山駅構内での店舗オープンに合わせてデビューしたタリーズコーヒーラッピング車両。
2番線の向かい側の4番線にはモボ2001形の当駅始発の北野線・北野白梅町行きが停車中。嵐山本線開業90周年を記念して、2000年に製造された嵐電初のカルダン駆動車だ。
嵐山方向を望む。奥にある階段を下ると、秘境感満載の地下通路に繋がる。
今度は4番線にやってきた北野白梅町行きは、モボ631形。2009年に姉妹提携した江ノ島電鉄カラーで塗装された「江ノ電号」だ。
2番線の向かい側が4番線。では、3番線はどこにあるのかというと、、、
2・4番線ホームの先にある切り欠き部分に存在。北野線が発車するホームだが、普段は使用されず、この日も留置車が止まっていた。
バリアフリー工事によって新設された構内踏切より東側を望む。
右手に曲がる複線が嵐山本線の四条大宮方面、左手に曲がる単線が北野線の北野白梅町方面だ。
えきログちゃんねる
[嵐電車内放送]京福北野線北野白梅町行き(帷子ノ辻→北野白梅町)201508
嵐電(京福)嵐山本線と北野線の接続駅である帷子ノ辻駅始発北野白梅町行きの車内放送。合成音声のよる魔改造化される前の京都市バスの車内放送を担当していた女性の声が聴けます。
[嵐電車内放送]京福嵐山本線(四条大宮→嵐山)201508
嵐電の愛称で親しまれている京福嵐山本線の通しの車内放送。