大阪府茨木市南部に位置する、阪急京都線の相対式2面2線の地上駅。
長らく普通のみ停車するマイナー駅扱いだったが、1990年の大阪モノレール開業後、JRには無い乗換駅としてその重要度を増していき、2001年に急行(現在の準急)停車駅に昇格。
簡素な作りの駅ながら乗り換え客と市内南部を中心に、約4万人の利用客を誇り、茨木市駅と合わせてJR茨木駅に対抗するための重要駅となっている。
目次
外観
阪急の駅舎は、駅東側にある。右手上方に府道2号中央環状線に沿った、大阪モノレールのレールが見える。
左側に見える謎の巨大モニュメントが、東日本大震災の再生復興モニュメント「Sun Child」。高さ6.2mとのことなので、なかなかデカい。
モノレールとの乗り換え通路より。2面2線の簡素な作りのプラットホームが見える。
バスターミナル【阪急南茨木駅前停】
東側駅前広場から、2012年に新設された近鉄バスの野々宮線が発車する(正式名称は「阪急南茨木駅前」)。
西側モノレール南茨木駅舎の直下からは、京阪バスのJR茨木東口経由京阪枚方市駅行きが発車している。
バス停と駅ビルの関係はこんな感じ。Sun Childが柱で隠れてしまった。。。
時刻表。平日は30分に1本程度。土休日は1時間に1本程度走っている。利用客はそれほど多くないか。
ほとんど客を乗せずに出発。
コンコース・改札口
改札口は駅西側ビルの2階に一か所。各駅しか止まらないマイナー駅の名残からか、簡素な作りだ。
上の写真の右手奥にある切符うりば。
改札口を正面より。駅コンコースに発車案内掲示板があるのは、阪急では珍しい。
その正面改札口を改札内から。改札を出て右が西側駅前広場。左がモノレールの南茨木駅。
改札出て左に曲がったところにあるモノレール南茨木駅との連絡通路。
目と鼻の先にあり、コンパクトな作りの駅と相まって、乗り換えは非常に便利だ。
この連絡橋からは、頭上をモノレールがわたっていくというダイナミックな光景に遭遇できる。
時刻表
京都線:淡路・梅田・地下鉄堺筋線方面
日中時間帯は、梅田行き準急:6本/時、梅田行き普通:3本/時、天下茶屋行き普通:3本/時の計12本/時体制。
準急の7分先に出発する普通は、正雀駅で後続の特急と準急のダブル追い抜きを食らうので、淡路・梅田方面に先着するためには結局10分の1本の準急に乗る必要がある。
茨木市ではガラ空きだった準急も、この南茨木ではそれなりの乗客が呑み込まれていき、茨木市での特急待避後なので、梅田まで先着する。
京都線:茨木市・高槻市・京都方面
京都方面も昼間時間帯は、大阪方面と同じ準急:6本/時、普通:6本/時の計12本/時体制。
普通はすべて高槻市止まりで、高槻市以降の各駅の役割は準急が果たす。
準急は高槻市と桂で後続の特急の待ち合わせをするため、京都方面への速達には茨木市か高槻市で特急に乗り換える必要がある。
夕方ラッシュ時は、上記12本に加えて、快速が3本/時増発され、計15本/時体制。
快速は高槻市以降も優等を保ち(通勤特急・快速急行と同じ停車駅)、終点河原町まで先着する。
乗り場
乗り場は2面2線の相対式。簡素な作りでホーム幅も狭いが、JRには無いモノレールの乗換駅となっているせいもあってか、人は結構多い。
大阪方面を望む。まっすぐに伸びる線路が線形の良さを物語っている。
橋上駅舎のさらにその上を跨いで走るモノレール。
準急停車駅なので、発車案内板はちゃんとしたものが設置されている。
2号線から8300系準急梅田行きが発車。
同じく2号線から発車する3300系普通梅田行き。準急より7分早く発車するも、2つ目の正雀で追い抜かれてしまう。
1号線にやってきた5300系普通高槻市行き。
京都方面の普通も、次の茨木市で準急と特急のダブル待避を余儀なくされる。
2号線から発車する大阪地下鉄60系普通天下茶屋行き。
天下茶屋行きは、淡路から千里線に入って天六に向かい、そのまま地下鉄堺筋線に直通する。
えきログちゃんねる
2号線に入線の準急梅田行きの入線放送。
8300系で走行音がけたたましく、途中で放送がかき消されてしまう。。。