地下鉄・ニュートラム住之江公園駅横の大阪市バス住之江車庫敷地内に、1995年に建設された複合ビル「オスカードリーム」1階に直結されたバスターミナル。
大阪市バスでは有数の規模を誇り、1日の乗車人数は約4000人、管内では8位の利用客数となっている。
バスターミナルに直結された住之江車庫には、無数の市バス群がずらりと居並んでおり、その姿は圧巻そのものである。
外観
地下鉄住之江公園駅5号出入口付近には、地下鉄住之江公園停から発車する市バスの乗継案内掲示板が設置されている。
その地下鉄住之江公園駅から住之江通りの南側をやや西に向かうと、、、
前述のオスカードリームが見える。市バスの経営安定化の目的で、住之江車庫敷地を有効活用するために建てられた複合ビル。
1995年に開業。9階までが店舗・オフィステナント、9階から上がベストウェスタン・ジョイテル大阪というホテルが入居している。
そのオスカードリームの1階が地下鉄住之江公園停と市バスの住之江車庫の入り口(通称:住之江バスターミナル)
入ると市バスがずらりと並ぶ姿に圧巻される。ここが大阪市バスの住之江車庫。
管轄の住之江営業所の運営は、大阪シティバスに外部委託されており、主に住之江区と西成区の路線を担当している。
その住之江車庫に市バス有数の規模を誇るバスターミナルが併設されている。
乗り場
オスカードリームの1階。取材した日は休業日だったらしく、シャッター商店街のようになっている。
しかし、普段でも周辺のドン・キホーテやトイザらス等の大型商業施設の影響もあってか、そこまでの賑わいは見せていないようで、テナントの入居率は80%に留まっている模様。
1階のフロアマップ。店舗に隣接してバスターミナルがある。駅ビルならぬバスターミナルビルだ。
従って、店舗から濡れずに直接バス乗り場に行くことが出来る。
乗り場は全部で3つ。手前から1番のりば。一番奥は降車専用となっている。
1番のりばからはご覧の系統のバスが発車している。
29号系統のなんば行きは、大阪市電時代と同一系統番号と路線を継承した唯一の系統らしい。四つ橋線より一つ海側の新なにわ筋を経由してなんばに向かう。
1番のりばに3号系統の出戸バスターミナル行きが到着。
地下鉄玉出(四つ橋線)→西田辺(御堂筋線)→平野(谷町線)を経由して平野区にある谷町線の出戸駅まで走る。
大阪市バスの中では長距離の部類に入る。
その3号系統を後方より撮影。奥には住之江車庫が見える。
真ん中にある2番のりば。
ここからは以上の系統が発車する。
2番のりばからも出戸バスターミナル行きがあるが、これは1番のりばから発車する3号系統と違って、住之江通り(長居公園通)をひたすら東に向かう最短路線で、本数も多い。
あとは、ここから逆にひたすら西へ南港の端まで向かう15号系統と、千躰(せんたい)からあべの筋を北に向かってあべの橋(天王寺)まで向かう48号系統が発車しているが、本数は少ない。
そして、USJ行きのシャトルバスも発車している3番のりば。
49号系統の平林駅前行きが入ってきた。平林駅はニュートラムの次の駅だ。
49号系統は、ニュートラムのやや南側を通る循環路線。住之江公園と平林駅の間の住宅街の需要を取り込むための路線か。
このバスターミナルの最も北側(住之江通り側)に降車専用地帯が設けられている。
4号系統出戸バスターミナル発のバスが入ってきた。
おりば付近からのりば方向を望む。節電しているのか、照明はあまり使われていない模様。
最後に住之江車庫にずらりと居並ぶ市バス群の姿をもう一度。奥にある建物が大阪市バスの住之江営業所だ。