京都市の中央部の烏丸通と御池通が交差する烏丸御池交差点にある、京都地下鉄烏丸線と東西線の乗換駅で、第二回近畿の駅百選認定駅。
1981年の烏丸線先行開業当初は「御池駅」を名乗っていたが、御池通りを走る東西線が1997年に開業したことにより現駅名に改称(「からすまおいけ」と読む)。
烏丸線唯一の相対式ホームを有し、東西線ホームのアーチ型天井も特徴的な京都地下鉄4番目の利用客数を誇る主要駅である。
目次
外観
京都市の真ん中、南北を走る烏丸通と東西を走る御池通りが交差する烏丸御池交差点。閑静なオフィス街に位置する。写真は、南西角にある井門明治安田生命ビル。
北東角にはニチコン本社ビル。夜は綺麗にライトアップされるらしい。
南東角にあるツインタワー形式のアーバネックス御池ビル。市民生活センターやオリンパス京都営業所などが入居している。
烏丸御池交差点から烏丸通の北方向を望む。この通りの地下を地下鉄烏丸線が走っている。
交差点南西角にある市バスの烏丸御池停。バス停は交差点の四角に点在している。
交差点北東角の御池通り沿いにあるバス停。御池通りは京都市内で最も通りの幅が広く、市のシンボルロードとして整備された。通りの地下を地下鉄東西線が走る。
改札口・コンコース
有人の北改札口前コンコース。駅ナカ商業施設「Kotochika御池」増床に伴う改修工事中とのことで、この券売機のある場所には「ココカラファイン」の店舗が出来るらしい。
有人の北改札口。左手に見える階段を上った中二階には、地域の情報や美術工芸品が展示されている烏丸御池駅ギャラリーがある。
その中二階から改札内コンコースを望む。デイリーヤマザキの奥には2016年1月よりスターバックスがオープンするとのこと。
北改札口内コンコース。烏丸御池駅の1日の利用客数は約41000人。京都地下鉄では京都駅・四条駅・山科駅に次ぐ第4位。
これに烏丸線ー東西線の乗り換え客約55000人が加わるので、1日10万人弱の人がこの駅を練り歩く。烏丸線開業当初はただの中間駅だったが、東西線との乗換駅となって一気に重要度が増した。
東西線への連絡通路にある東西線の発車案内掲示板。綺麗なLCD仕様だ。
烏丸線のりばへの連絡階段。烏丸線開業は1981年。開業当時は「御池駅」を名乗ったが、御池通りを通る東西線が1997年に開業したことの伴い、現駅名の「烏丸御池」に改称された。
時刻表
烏丸線
四条・京都・竹田・近鉄京都線方面
烏丸線内は全線通しでの運転。日中は1時間に8本で、うち3本が竹田から近鉄京都線に乗り入れる。夕ラッシュ時は5分間隔に増発。
昼間時間帯は1時間に1本奈良行きの急行も走っており、地下鉄車両の優等運転が見られる関西で唯一の都市となっている。
北大路・国際会館方面
北行きは全列車国際会館行きで、日中は1時間に8本、夕ラッシュ時は5分間隔に増発する。
東西線
三条京阪・六地蔵・京阪浜大津方面
複雑な路線網ゆえに、他線との接続待ちを考慮しない大阪・東京の地下鉄と違い、2線しかないこともあってか京都の地下鉄は烏丸線と東西線が互いに接続待ちを行う、利用者にやさしい地下鉄だ。
東西線の東行きは1時間に10本体制で、うち2本が御陵(みささぎ)から京阪京津線に乗り入れて浜大津に向かう京阪車4両編成での運転。
1時間に10本なのに6分間隔になっていないのは、一つ先の京都市役所前からは浜大津行きが2本増えて、全体で5分間隔になるため。
二条・太秦天神川方面
同じ理由で、西行きも1時間に10本体制だが、6分間隔になっていない。
当初京阪車はかつての京津線の終点のある三条京阪までの乗り入れを前提としていたが、引上げ線が確保できなかったため、一つ向こうの京都市役所前までとなっていた。
あと、一つ進めば烏丸御池で烏丸線との乗り換えに至便になるにも関わらず、乗り入れに伴う京阪への車輌利用料負担が発生するため、実現しなかったが、2008年に半分の京阪車が太秦天神川まで延伸されることとなった。
乗り場
地下2階に1981年に先行開業した烏丸線の相対式ホームが、地下3階に1997年に後から開業した東西線の島式ホームがある。
烏丸線ホーム
烏丸線の駅票。副駅名が足立病院前となっているが、これは足立病院側は掲載コストを支払う広告宣伝。車内放送での案内はない。
2014年12月にホームドアが設置された。烏丸線内で唯一の相対式ホーム。のちの東西線開業を見越したホーム構造だったとのこと。
1時間に走っている各駅停車新田辺行き。近鉄線直通電車の場合は種別(急行・普通)の案内がある。
その各駅停車新田辺行きが市交10系で到着。近鉄仕様の21m4扉の大型車6両編成による運転だ。
その10系を正面より撮影。1981年の開業以来の活躍が車体の年季に表れている。
2番のりばから発車する列車は全列車が国際会館行き。
その国際会館行きが近鉄シリーズ21の3220系で到着。
ホーム丸太町寄りにある東西線との乗り換え連絡口。次の四条駅での阪急線との乗り換えでも至近となる一番北寄りの車両は突出して混雑する。
この階段を下りると、東西線の地下3階ホームに出る。
東西線ホーム
東西線仕様の駅票。
東西線ホームは島式1面2線。ホーム中央にあるアーチ型の天井が近畿の駅百選認定のポイントになったとのこと。
東西線は途中の御陵駅で、東の浜大津方面に向かう京阪京津線と南の六地蔵方面に向かう地下鉄東西線に分岐する。
東西線は全駅で完全防備型のホームドアが設置されている。ステーションカラーは朱色。
烏丸線2番のりばからの乗り換え客がなだれ込んできた。
1番のりばの到着の市交車両50系太秦天神川行き。車両サイズは京阪大津線仕様の16m3扉、車体幅も狭い準小型車両だ。
今度は京阪線からの乗り入れてきた浜大津発の太秦天神川行き。短い4両編成。京阪線からの乗り入れは京阪車のみの方乗り入れで、市交車両が京阪線に乗り入れることは無い。
こちらは、烏丸線1番のりば(四条・京都方面)につながる連絡階段。
東西線の発車案内掲示板は、フルーカラーLCD。京阪線の4両編成もあるので、両数の案内もある。
市交車両50系の六地蔵行きが2番のりばにやってきた。東西線は全駅がホームドアで完全防備されているので、50系車両はガラス越しでしか見ることが出来ず、近くにいるのに遠い存在となっている。
えきログちゃんねる
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