京都市北西部・今出川通と西大路通が交差する北野白梅町交差点に面する、頭端式3面2線の地上駅で北野線の終着駅。
1925年(大正14年)「白梅町駅」として開業し、ここから今出川通りを少し東に進んだ北野天満宮鳥居前(駅名:北野)まで路線が存在したが、1958年(昭和33年)の京都市電延伸に伴い、市電に路線を譲る形で北野ー白梅町間を廃止、駅名を現駅名に改称し終着駅となる。
駅構内は、ドーム屋根で覆われたレトロな雰囲気を醸し出しており、車どおりの多い都会の喧騒から隔離された落ち着いた空間となっている。
外観
北野線の終着駅である北野白梅町駅。駅前3方向を道路で囲まれた珍しい構造は、かつて中間駅であった名残か。
駅前を南北に走る西大路通り。交通量が多く喧噪な雰囲気。北野天満宮は当駅から東へ歩いて5分の場所にある。
北野白梅町駅正面。「嵐電ブラッシュアップ・プロジェクト」により、2007年3月から「嵐電」の愛称が正式採用されたことに伴い、駅舎上部の看板表記が、これまでの「京福電車 北野白梅町駅」から「嵐電 北野白梅町駅」へと変更された。
1番線に折り返しの帷子ノ辻行き電車が停車中。頭端式ホームはいつ見ても味があって素晴らしい。
時刻表
北野線:帷子ノ辻方面
北野線は原則10分間隔で全列車帷子ノ辻行き。単線であることと、市内繁華街に向かう路線ではないので、ラッシュの概念が存在しないダイヤとなっている。
乗り場
ホームは3面2線の頭端式。1番線にモボ2001形の帷子の辻行きが到着。到着直後なので、行先幕がまだ「北野白梅町」のままだ。
自分より鉄分高めの女性が撮影中。北野線は全線専用軌道だが、車両は路面電車だ。
駅入り口方向を車内より撮影。駅員さんが駅の外に出て電車の出発を肉声で呼びかけている。こんな人間らしい温かい光景が見られるのも「癒しの嵐電」のいいところ。
ホーム全体を覆うドーム状の屋根が、レトロ感のあるいい雰囲気を醸し出している。
帷子ノ辻方面を望む。北野線は都会の喧騒をよそに単線をのんびりと走る。名刹も多い観光路線だ。
出発直後の車内から駅全景を撮影。北野白梅町駅の1日の利用客は約3500人。北野線内では最大の利用客数を誇る。
えきログちゃんねる
[嵐電車内放送]京福北野線北野白梅町行き(帷子ノ辻→北野白梅町)201508
嵐電(京福)嵐山本線と北野線の接続駅である帷子ノ辻駅始発北野白梅町行きの車内放送。合成音声のよる魔改造化される前の京都市バスの車内放送を担当していた女性の声が聴けます。