なんばから南に約1キロ下った大国交差点にある、大阪地下鉄唯一の島式2面4線構造の地下駅。
梅田から数百メートル間隔で並走していた御堂筋線と四つ橋線が合流し、大阪地下鉄では唯一、同一ホームでの平面乗り換えが可能な駅となっている。
目次
外観
国道25・26号と新なにわ筋が交差する大国交差点を北西方向に望む。右側が北になんば駅方面、奥に向かう新なにわ筋は、JR環状線の芦原橋駅方面に向かう。
大国交差点から東に400m先にある南海今宮戎駅。肉眼で確認出来る。そこからさらに500m進めば、街中の超レトロ空間・阪堺恵美須町駅に行き着く。
改札口・コンコース
改札口は2か所。ここは駅長室のある南改札。1日26000人の利用でホーム上での乗り換え客が中心のためか、改札口まで上がってくる人は少ない模様。
その南改札口を改札内より。同一ホームでの平面乗り換え式なので、改札を出てしまうと乗り換えが出来ない旨の案内が目立つように表示されている。
大国町駅は、大阪地下鉄唯一の平面乗り換え可能な駅。本当は梅田駅も御堂筋線と谷町線を同一ホームで接続させる予定だったが、難工事のため叶わなかった。
こちらは北改札。南改札に増して閑散とした雰囲気をしている。
時刻表
御堂筋線
天王寺・なかもず方面
大阪の大動脈である御堂筋線は、日中4分間隔でうち半分が終点のなかもずまで向かい、残りの半分がここから2つ先の天王寺止まりとなる。
朝夕ラッシュ時はご覧の通り、途切れることなく列車が発着する。
梅田・新大阪・千里中央方面
北行きも同様に、日中4分間隔の運行のうち、半分が江坂から北大阪急行線に乗り入れて終点の千里中央まで、残りの半分が梅田から3つ先の新大阪止まりとなる。
四つ橋線
住之江公園方面
四つ橋線は、御堂筋線よりやや少ない日中6分間隔の運行。朝夕ラッシュ時に車庫回送となる北加賀谷行き以外は全列車終点の住之江公園まで向かう。
西梅田方面
北行きも日中6分間隔で全列車終点の西梅田行き。朝ラッシュ時は御堂筋線が2分間隔になるのに対し、四つ橋線は3分間隔で運行される。
乗り場
ホームは平面乗り換え可能な島式2面4線の構造。御堂筋線が外側の1・4番線、四つ橋線が内側の2・3番線から発着する。
【1・2番線】御堂筋線:なかもず方面・四つ橋線:住之江公園方面
乗り換え客がそれなりにホームに降り立ちそうなのに、ホーム幅は広くない。
四つ橋線仕様の駅票。その向こうの4番線に御堂筋線の燃える赤仕様の駅票も見える。この併存状態が見られるのは大国町駅だけだ。
これが、御堂筋線仕様の駅票。大阪の大動脈を象徴する燃える赤色だ。
1番線に10系の御堂筋線なかもず行きが到着。
続いて2番線に23系の四つ橋線住之江公園行きが到着。
同一ホームで接続を行う。くどいようだが、大国町駅は大阪地下鉄唯一の平面乗り換え可能な駅だ。
次に1番線にやってきたのは21系のなかもず行き。
3・4番線ホームから1・2番線ホームを望む。2面4線構造の駅も、大阪地下鉄ではこの駅だけ。
大国町駅は1938年(昭和13年)に御堂筋線(当時1号線)のなんばー天王寺間延伸時に開業。
その4年後の戦時中真っ只中の1942年(昭和17年)に、四つ橋線(当時3号線)が当駅ー花園町駅で開業した。
御堂筋線混雑緩和目的で、1965年(昭和40年)に当駅から西梅田まで延伸されるまで、約四半世紀もの間、当駅は四つ橋線の終着駅だった。
ホームなんば寄り。御堂筋線の10両編成に対して、四つ橋線は短い6両での運転なので、四つ橋線のホームは途中で途切れる。
【3・4番線】御堂筋線:千里中央方面・四つ橋線・西梅田方面
3・4番線のなんば寄りホーム。御堂筋線の10系電車が扉を閉めて発車するところ。
四つ橋線ホームはさらに先にある。
3番線に到着の23系西梅田行き。御堂筋線から四つ橋線への乗り換え客も結構いるようだ。
こちらもホーム幅は狭い。
ホーム南寄り(花園町・動物園前寄り)は、逆に四つ橋線の内側線ホームが奥まで伸びている。
4番線に、10系の新大阪行きが到着。
1・2番線ホームから3・4番線ホームを望む。
えきログちゃんねる
[大阪地下鉄大国町駅接近メロディ/w警笛音]御堂筋線なかもず行き@1番線201508
[大阪地下鉄大国町駅接近メロディ]四つ橋線住之江公園行き@2番線201508
[大阪地下鉄大国町駅接近メロディ]四つ橋線西梅田行き@3番線201508
[大阪地下鉄車内放送]四つ橋線住之江公園行き(大国町→住之江公園)201508