再開発プロジェクトで大変貌を遂げた大阪駅北口に直結するバスターミナル。
かつて桜橋口にあった高速バス乗り場と、御堂筋北口にあった路線バス乗り場を集約させたため、構内にバス停名の異なる乗り場(阪急バスは「梅田」停を名乗る)が混在するという、関西らしい自己主張の強さが反映した珍しいバスターミナルとなっている。
外観
大阪駅再開発プロジェクトにより2011年5月に開業したノースゲートビルディング(正式名:大阪駅新北ビル)。その1階に大阪駅JR高速バスターミナルがある。
バスターミナル西出口から西方向は、梅田貨物駅跡地の広大な未開拓地が姿を表す。おかげで梅田スカイビルもはっきりと確認できる。
ターミナル東側。右手に見えるのが2013年4月に開業した「うめきた」の先行開発区域として2013年4月に開業したグランフロント大阪南館。大阪駅前は10年前から大変貌を遂げた。
大阪駅中央コンコースの最北端にある大阪駅JR高速バスターミナルへの連絡口。文字通り駅と直結している。
時刻表
中国・四国方面を中心に、東京方面への路線を走らせている。
中国・四国方面は1時間に8本程度、東京方面は毎時1本程度の運行でこれに多数の夜行便が加わる。
乗り場
カラー液晶の綺麗な発車案内掲示板も備え付けられた。
西側出口から乗り場方向を望む。高速バスは全部で8つの乗り場が縦一列に並ぶ。
2番のりば付近。1・2番のりばからは主に関東方面行きのバスが発車。停車中は東海道昼特急の新宿駅・東京駅行き。約9時間の行程を経て東京に向かう。
昼間利用しない夜行バスのダブルデッカー車を利用した眺めの良い車両で、料金が新幹線の半額以下ということもあり、長距離バスの常識を覆す大成功を収めている。
4番のりばに停車中は、中国ハイウェイバス(正式名:中国高速線)の急行西脇行き。中国道を通って、兵庫県の中東部にある西脇まで向かう路線。毎時1本の運行だ。
そして、縦一列に並ぶ高速バス乗り場の左手に、何やら路線バスらしき姿が見えるが、、、
何と車道側に阪急バスの乗り場を発見。
さらに驚きなのがバス停名。「大阪駅前」ではなく「梅田」停。阪急のプライドにかけても大阪駅前は名乗れなかったのだろうか。
戻って5番のりばには、1日1便だけの神戸三田プレミアムアウトレット行きのバスが停車中。ラッキーな遭遇だ。
チケットセンターもきれいにリニューアルされている。
7番のりばには、白浜エクスプレス大阪号の南紀白浜アドベンチャーワールド行きのバスが停車中。
白浜ー大阪間往復5500円で、JRの特急くろしお号を利用した場合の半額程度で乗り換えなしで行ける割安感が人気を博している模様。
阪急バス乗り場と高速バス乗り場をつなぐ構内踏切。バス乗り場で踏切は珍しいか。
7番のりばから西側1番のりば方向を望む。