1977年(昭和52年)に新長田ー名谷間で先行開業していた西神・山手線が、1985年(昭和60年)に新神戸まで延伸開業した際に出来た、2層構造の2面2線の地下駅。
言わずと知れた阪急・阪神・JR各線のターミナル駅の集結する神戸の中心繁華街に位置し、神戸地下鉄最多の1日約12万人の利用客数を誇る中核駅である。
道幅の狭い生田新道の地下を通るが、方面ごとにホーム階を分けた2層構造の駅となっており、明るさと開放感を維持した駅となっている。
目次
外観・駅周辺
阪急・阪神・JRの主要3線のターミナル駅が集結する三宮。JR三ノ宮駅と阪急神戸三宮駅が対峙する三宮北交差点の地下に地下鉄三宮駅はある。
その三宮北交差点から、フラワーロードを北方向に望む。六甲山に向かう上り坂を1キロほど登ると、新神戸駅にたどり着く。
JR三ノ宮駅中央口の直結する地下鉄三宮駅の入口階段。入口は直結しているが、駅はここから西の阪急神戸三宮駅付近に並行に並んでいる。
JRの青い案内板上が、正式名称の「山手線」になっていることに注目したい。もちろん「やまのてせん」とは読まない。
三宮駅北交差点から西の生田新道方向を望む。フラワーロードから大きく西にカーブしたこの道路の地下を地下鉄が走り、駅はこの決して広くない道幅の制限を受ける形となる。
改札口・コンコース
地下1階にあるコンコースは、神戸の中心繁華街にある駅だけあって広く開放的なコンコース。
地下鉄三宮駅の開業は1985年(昭和60年)。1977年(昭和52年)に市街地と須磨ニュータウンとの接続を目的に新長田ー名谷間で開業したが、その8年後に三宮延伸を果たした。
当駅の利用客数は1日約12万人。神戸地下鉄では最大の利用客数を誇る。
JR三宮駅より南側にある阪神神戸三宮駅、地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅へは地下道を介して連絡している。
当駅所属線の正式名称は山手線(やまてせん)。当初開業した新長田ー名谷間の西神線、1987年(昭和62年)に開業した名谷ー西神中央間の西神延伸線と合わせて西神・山手線として一体運用されている。
1日10万人以上が利用する駅だけあって、終始人通りが絶えない。
道幅の狭い生田新道の地下を通るため、ホームは地下2階と地下3階に分かれる2層構造となっている。
改札口入って正面のところには、立派な絵画が飾られている。
時刻表
西神・山手線:西神中央方面
日中は毎時8本の運行でラッシュ時は増発される。名谷行きが四角囲みとなっているのが特徴的だ。
西神・山手線全体では1日約26万人の利用があり、関西圏では大阪地下鉄御堂筋線、同谷町線に次ぐ第3位となっている。
乗り場
西神・山手線仕様の駅票。駅ナンバリングは北神急行と共通運用で、当駅は北神線・谷上駅から数えて3番目にある。
【1番線:地下2階】西神・山手線:新神戸・谷上方面
駅のイメージテーマは「国際性と未来志向」。生田新道の狭い道幅制限を、縦に2層構造とすることで、明るさと開放感の維持に成功している。
1番線に到着した市交車1000系の新神戸行き。大量の乗客が下りていく。
1番線の先頭は、各線の三宮駅に近い東改札口につながる。
次にやってきたのは、同じ市交車1000系の谷上行き。次の新神戸から北神急行線に入る。
【2番線:地下3階】西神・山手線:西神中央方面
地下3階の2番線からは、西行きの西神中央方面行き電車が発車する。
ホーム端から新神戸方面を望む。フラワーロードにかけて大きく北に90度カーブしている。
2番線にやってきた、これも市交車1000系の西神中央行き。
1977年(昭和52年)より運行している現役40年のベテラン戦士だ。
えきログちゃんねる
[神戸地下鉄三宮駅]踏切音の中警笛を鳴らしながら急カーブを入線する西神中央行き@2番線201510
地下駅なのに踏切音が流れる中、警笛を鳴らしながら急カーブを入線する姿はなかなか見ごたえがあります。
[神戸地下鉄三宮駅到着放送+発車ベル]西神中央行き@2番線201510
地下鉄海岸線(三宮・花時計前駅)・阪神・阪急・ポートライナー・JR線「方面」は乗り換え。「方面」が付くのが特徴です。
[神戸地下鉄三宮駅接近メロディ]西神・山手線谷上行き@1番線201510
[神戸地下鉄車内放送]西神・山手線西神中央行き(三宮→湊川公園)201510