千里ニュータウンの中心地・千里中央から一駅東に位置する、大阪モノレール線の1面2線の高架駅で、阪急千里線との乗換駅。
1990年(平成2年)の大阪モノレール開業と同時に設置され、阪急線を利用した大阪市内のみならず、大阪空港・千里中央や、エキスポシティ開業で賑わう万博記念公園へも直接アクセスが可能な利便性の高い駅となっている。
かつて、1970年(昭和45年)の大阪万博開催時に、当駅北に存在した阪急・万国博西口駅から万博会場へのアクセスモノレールが運行されていたが、20年の時を経て復活を果たしたことになる。
外観・駅周辺
1970年(昭和45年)の大阪万博開催時の臨時駅であった「万国博西口駅」を前身とし、阪急千里線では最も新しい1973年(昭和48年)に開業した山田駅。
その西改札から北方向に、複合商業施設・デュー阪急山田内に、大阪モノレール山田駅への連絡通路が伸びている。
阪急山田駅を横目に見ながら連絡通路を進み、、、
大阪モノレールと阪急千里線が立体交差する地点まで来ると、、、
大阪モノレール山田駅が見えてくる。
1990年(平成2年)の大阪モノレール線・千里中央ー南茨木間開通と同時に開業した。
改札口・コンコース
改札口は中央に1か所。万博記念公園駅以外の大阪モノレールの駅は、ほぼ同じ形態を取っている。
その改札口を改札内より望む。
乗客がくつろげるスペースがコンコース内に設けられているのも、大阪モノレールの特徴の一つである。
時刻表
大阪モノレール線:千里中央・大阪空港方面
大阪モノレール本線・西行きの日中は門真市ー大阪空港間通しの運転が10分間隔で行われる。
ラッシュ時は同系統に加え、彩都線から乗り入れて、大阪モノレール最多の利用客数を誇る千里中央までの区間便が増発されている。
大阪モノレール線:南茨木・門真市・彩都西方面
東行きも同様の運行体系。
ラッシュ時に、千里中央始発で、次の万博記念公園から彩都線に乗り入れる電車が増発されるため、本数が倍増する。
乗り場
ホームは島式1面2線。彩都線との接続駅である万博記念公園駅以外は、すべてこの形。
奥の方・ホーム東寄りの屋根が低くなっているが、開業当時に存在した、真上を通る高圧送電線を避けるための措置だったとのこと。
大阪モノレールの開業によって、阪急千里線を利用した大阪市内方面だけでなく、ニュータウンの中心・千里中央やエキスポシティ開業で賑わう万博記念公園へも直接アクセスが可能な、利便性の高い場所となった。
そして、ホーム端から見えるのが、大阪モノレール名物の開放感あふれる眺望。こちらは、西側の千里中央・大阪空港方面。
今度は、反対側東行きの万博記念公園・南茨木方面。大阪万博のシンボルであった「太陽の塔」が肉眼ではっきりと確認できる。
大阪万博開催時は、当駅よりやや北にあった阪急万国博西口駅から、「万博モノレール」が会場となる中央口(現・万博記念公園駅付近)までのアクセスを担っていたらしい。
その万博へのアクセルモノレールが、20年の時を経て復活したことになる。
1番ホームに、素晴らしい眺望の中を駆け抜けてきた1000系の門真市行きがやってきた。
今度は、2番ホームに同じ1000系の大阪空港行きが入線。
1990年(平成2年)の千里中央ー南茨木間で開業した大阪モノレール線は、当初赤字に苦しんだ。
しかし、1997年(平成9年)にドル箱となる大阪空港駅までの延伸を果たして以来黒字基調をたどり、現在では第三セクターにしては珍しい大成功をおさめた路線と評されている。
当駅は、阪急千里線・山田駅との乗換客を中心に、1日約14000人の利用客を集めている。
えきログちゃんねる
[素晴らしい眺望の大阪モノレール山田駅]1000系門真市行き入線風景201511
[素晴らしい眺望の大阪モノレール山田駅]1000系大阪空港行き入線風景201511
大阪万博のシンボル・太陽の塔をバックにした素晴らしい眺望を駆け抜けてきます。