大阪府茨木市南部に位置する島式1面2線の高架駅。
1990年の大阪モノレール開業時の終着駅で、その後1997年の門真市までの延伸後途中駅となる。モノレールとの乗換駅となったことで、これまで普通しか止まらないマイナー駅だった阪急南茨木駅が、大阪空港へのアクセス拠点として重要度を一気に高め、2001年に急行(現在の準急)停車駅へと昇格することになる。
1日25000人が利用し、大阪モノレールでは千里中央駅に次ぐ利用客を誇る重要駅となっている。
目次
外観
阪急南茨木駅の改札を出て左手すぐにある、大阪モノレールとの連絡通路。歩いて至近の距離にあり、乗り換えは便利だ。
連絡通路を渡ると、大阪モノレール南茨木駅の入り口に到着。徒歩にして1分程度。
その駅入口から阪急南茨木駅方面を望む。
モノレールの横を通る中央環状線の歩道橋から駅入口を望む。
大阪モノレールの駅は万博記念公園駅以外は、この形状で統一されている。
自分の頭上をモノレールが跨いでいくという、ダイナミックな体験が楽しめたりする。
バスターミナル【南茨木駅停】
モノレールの駅直下にある京阪バス南茨木駅停。
立命館大学いばらきキャンパス開校に合わせて、2015年に開業したばかりの新設停留所。
ここから、立命館大学⇒JR茨木東口を経由して、京阪枚方市駅に向かう。
一方、阪急電車の駅舎のある東口広場からは、近鉄バスの野々宮線が発車し、茨木市南部の真砂・野々宮方面に向かう。
これも2012年に開通した新しい路線だ。詳細は別記事で。
時刻表。平日は30分に1本程度走っている。
いいタイミングでバスがやってきた。
終点に着いた後で行先表示を変更する。ここから京阪枚方市駅まで向かう。
1日に数本しかない、四国方面行きの高速バスとも遭遇。
コンコース・改札口
正面改札入り口。大阪モノレールの駅の作りは基本どこも同じ。阪急南茨木駅に比べると人はまばらだ。
駅入り口右手にある切符うりば。大阪空港まで430円はなかなかのお値段か。
駅正面改札を改札内から。ゆったりとした作りが気持ちいい。
大阪モノレールの駅は2階全体がコンコースになっており、利用客数の割にゆったりした空間には、駅ごとにちょっとした工夫が凝らされている。
そして、エスカレーターに乗って3階のプラットホームに向かう。
時刻表
大阪モノレール線:千里中央・大阪空港方面
原則門真市⇔大阪空港間の全線通しの運転で、日中は10分間隔が基本。
朝ラッシュ時は2本増発するが、北摂の外環的なルートを通り、大阪市内の中心地に向かうわけではないので、ラッシュ需要もそこまで高くない模様。
大阪モノレール線:門真市方面
門真市方面も全列車終点門真市までの運転で、10分間隔が基本。シンプルでわかりやすいダイヤとなっている。
乗り場
3階プラットホーム。
大阪モノレールはどの駅も基本同じ作りをしているので、外の景色を見ないと、自分がどの駅にいるのかわからなくなる。
プラットホームは1面2線の島式ホーム。
こざ式モノレールのレールが伸びる。電車のレールとはまた違った趣がある。
門真市方面を望む。大阪モノレールはかなり高い位置を走っているのがわかる。車内からの見晴しは最高だ。
反対側の大阪空港方面。卸売市場につながる貨物船の鉄橋をくぐっていく。
駅票。濃い青が美しい。
2番のりばに到着した2000系大阪空港行き。ドア開閉音が阪急電車と同じだ。
今度は1000系の大阪空港行きが到着。ぱっと見2000系との違いはよくわからない。
南茨木駅は、阪急との乗換駅なので、人の乗り降りが結構ある。
1番のりばからは、地上を走る阪急電車の姿を見ることが出来る。
えきログちゃんねる
1番のりばに到着の1000系門真市行きの入線放送。
けたたましいサイン音が増加する中、比較的シンプルで落ち着きのある放送は地味だが味があって好きだ。
その門真市行きの発車風景。
この1000系は初期車なので、2000系との見分けがつきやすい。
今度は2番のりばから1000系大阪空港行きの発車風景。
シンプルで素晴らしい発車ベル。メロディよりベルの方が鉄らしくて好きだ。