京都市北東部の文教地区である「岩倉地区」にある叡山電車・鞍馬線の相対式2面2線の地上駅。
同じ岩倉地区の南部にある京都地下鉄の国際会館駅は、南に約1キロ程度離れている。
戦時供出の影響で長らく複線区間の末端であったことから、当駅折り返しの電車が多数設定されていたが、1990年に複線区間が二軒茶屋駅まで延伸した後は中間駅となる。
1日の利用客は約1600人と、鞍馬線内(宝ヶ池ー鞍馬)では、鞍馬駅と1・2位を争う利用客数を誇る駅となっている。
外観
駅南側の入り口。無人駅なので改札機も自動券売機もない。
駅南西方向より。
駅北方向を望む。広大な山林がひろがる。
駅南西側方向を望む。
駅東側にある踏切から岩倉中通(府道106号線)を北方向に見る。岩倉地区は市街化調整区域で、閑静な低層住宅が拡がる。
その踏切から岩倉中通の南方向を見る。左側が京都市立洛北中学校。さらに進むと突き当りに同志社小・中・高等学校がある。
ここから1キロほど歩くと、京都地下鉄の国際会館駅に行くことも出来る。
岩倉駅北側入り口。1日の利用客は1600人程度だが、鞍馬線内では鞍馬駅と1・2を争う利用客数を誇る主要駅となっている。
時刻表
鞍馬線:貴船口・鞍馬方面
取材日が8月だったので、夏季特別ダイヤとなっており、日中は鞍馬行きが15分間隔で運行される。
通常期は鞍馬行きが毎時3本、ここから3つ先の二軒茶屋止まりが毎時3本の6本体制となっている。
乗り場
駅票。
ホームは相対式2面2線。
鞍馬方面行きホームより。
駅南側に2006年に京都市岩倉地域包括支援センターが開設されたことから、バリアフリー対応化され、スロープが設置された。
ホーム端から鞍馬方面方向を望む。戦時中の1944年に資材供出のため当駅含む宝ヶ池ー二軒茶屋間が一時単線となった。
1958年に宝ヶ池ー岩倉間が先に複線復活。1990年に岩倉ー二軒茶屋間が複線に戻されるまでは、当駅折り返しの電車が多数設定されていた模様。
出町柳行きホームに到着の900系きらら号。1998年度の鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
今度は出町柳方面を望む。閑静な住宅街を2両編成の電車がゆっくりと走り抜ける。
ノーマル塗装800系が鞍馬方面行きホームに到着した。
えきログちゃんねる
[叡電きらら号900系発車風景@岩倉駅]叡山本線出町柳行き201508
えいでんの観光列車として人気の900系くらら号です。19980年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。