観光路線である叡電鞍馬線の終点・鞍馬に並ぶ観光地として人気の高い貴船への入り口にある、鞍馬線の単式1面1線の高架駅。
もみじに覆われたプラットホーム、駅そばを流れる貴船川の清流と、周辺を囲う山々の姿は、まさに京都の奥座敷にふさわしい景観を見せてくれ、駅の周辺にいるだけで、マイナスイオンが体全体に染み込む経験を得ることが出来る。
外観・駅周辺
洛北の観光電車・叡電鞍馬線の終点鞍馬駅から、鞍馬街道(府道38号線)を1キロほど下る。秋の鞍馬の山々が赤く色づき始めている。
同じ場所から西方向を望むと、美しいもみじに覆われた貴船口駅の姿が垣間見える。
南方向に続く鞍馬街道。奥にある交差点の脇には、、、
貴船神社の一の鳥居の姿が。この鳥居のある場所は梶取社と呼ばれ、水の神様として有名な貴船神社の入り口(末社)。本宮は奥に架かる梶取橋を渡って2キロほど先にある。
ちなみに、観光地である貴船は「きぶね」、神社は「きふね」と呼ぶというトリビアもある。
その梶取橋を渡って、貴船神社に続く府道361号(黒田貴船線)を歩いていくと、叡電貴船口の鉄橋が姿を現し、、
貴船口駅の駅舎と、貴船神社に向かう京都バスの貴船口駅前停が見えてくる。
その駅舎を入り口に向かって撮影。もみじの絶景に覆われた何とも言えない風情を醸し出している。
駅入口階段前にある、味のある観光案内版。ここから貴船神社までは2キロ・歩いて30分の距離。
駅そばに流れる貴船川。上流に向かえば、夏は川床料理が味わえる。貴船は鞍馬に並ぶ京都の代表的避暑地だ。
駅舎北側よりホーム方向を望む。駅全体がマイナスイオンで包まれた、パワースポット的雰囲気だ。
改札口・コンコース
入口からホームまで長い階段道となっている。
その階段を登り切ると、貴船口駅の改札に行き着く。鞍馬線内では鞍馬駅と並ぶ観光利用のある駅なので、駅員が在籍している。
同じ場所から登ってきた方向を望む。
改札口をプラットホームより眺める。風流のあるアナログ感満載の駅舎と、自動改札機との何とも言えないマッチングが面白い。
時刻表
鞍馬線:出町柳・鞍馬方面
叡電は観光路線なので、平日よりも土休日の方が本数が多くなるのが特徴的だ。
乗り場
ホームは単式1面1線。2両編成対応だ。
鞍馬線仕様の駅票。もみじをイメージした赤色。
ホーム端から鞍馬方面を望む。赤く色づき始めた山々の美しい景色に見とれてしまう。右手に見える建物は実は鞍馬小学校だ。
同じ場所から下を見ると、紅葉におおわれた貴船川の清流の音が聞こえる。日常の濁り切った心を洗い流してくれるようだ。
赤く色づき始めたもみじに覆われたホーム。
そこに、900系きらら号の鞍馬行きがやってきた。
乗客を降ろしてすぐに出発。今の季節のもみじの色と実にマッチした車体だ。
貴船口駅の利用客は1日約1200人。鞍馬駅の1500人と並ぶ観光利用の多い駅だ。
ホーム端から二ノ瀬・出町柳駅方面を望む。言葉の要らない美しさだ。
えきログちゃんねる
[紅葉香る叡電貴船口駅]900系きらら号鞍馬行き発車風景201511
[紅葉香る叡電貴船口駅]900系きらら号出町柳行き入線風景201511