JR高槻駅北口にそびえる巨大バスターミナル。以前は北口と西口に分散されていたターミナルを再開発事業により統合。
かつて西口始発だった便をすべて北口まで延長し、今では南口と同等の6乗り場を有する大ターミナルに変貌を遂げる。高槻駅から北に向かう路線はほぼすべてここから発車し、山間路線を含むすべてのバスが市営バスの緑一色の大型バスで運行される。
目次
外観
北口はやはりこの姿が圧巻。再開発によって出来たアクトアモールとアルプラザを従えた佇まいは立派。
上の写真の手前に移っている歩道橋より。右側のバスが縦列で止まっているところが降り場。右側の屋根のあるところが乗り場。
乗り場はこんな感じになっている。
再開発前に北口乗り場のあった場所。タクシーが止まっているロータリーがかつての降り場で、京都銀行の下付近から縦に乗り場が並んでいた。
この道路はドン付きが行き止まりになっており、何と神社(上宮天満宮)の鳥居をくぐってバスが通るという、厳かな場所になっていた。
発車案内板は北口でも健在。
乗り場
1番乗り場:高槻市営バス(上の口・原大橋方面)
府道6号線を北へ上がるルート。摂津峡上の口までが10分ヘッドの超頻発路線。北口発車ではこの路線が最も乗車率が高い。
さらに途中の緑ヶ丘までは寺谷町線が、服部までは塚脇線も合流しており、市内随一の運転頻度を誇る。
原大橋は上の口からさらに数個先まで行く路線。整列乗車を促す看板が利用率の高さを物語っている。
このような標識があるのは北・南両乗り場併せてもここだけ。
2番乗り場:高槻市営バス(塚脇・樫田方面)
塚脇線は服部まで上の口線と同じルートを通り、そこから塚脇・摂津峡方面を循環する路線。
樫田線は、原大橋のさらに先の先へと高槻の最北の地へ向かう山間路線。
基本30分に1本の塚脇循環便の間を縫って、数時間に1本の山間路線といった割合。
最北の中畑回転場までは均一区間料金の約3倍の山間料金がかかる。
3番乗り場:高槻市営バス(寺谷町方面)
緑ヶ丘まで上の口線と同じルートを通り、そこから北東に分かれる路線。
3本/時の運転だが、JR高槻駅南から別ルート経由で1本/時が出ているので、実質的には4本/時の高頻度路線。
4番乗り場:高槻市営バス(日吉台方面)
JR高槻駅からまっすぐ北に向かう路線。
日吉台の住宅街を循環し、高槻駅まで戻ってくる系統。日中4本/時が基本で朝夕のラッシュ時はかなり高頻度の運転。利用率高そう。
5番乗り場:高槻市営バス(平安女学院・関西大学方面)
かつて西口から発車していた路線。
国道171号線を通り、南平台の住宅街から平安女学院・関西大学へと向かう学生路線。平日は学生中心にかなり混雑する。
なので、ダイヤも学生路線を象徴したものとなっている。特に日曜は平日の半分以下にまで削減される。
6番乗り場:高槻市営バス(JR富田駅方面)
高槻市営バスの興味深いところに、JR高槻⇔JR富田の路線が存在すること。そして、またこれが結構な頻度で走っている。
正確には富田止まりではなく、富田からそのまま北部に向かう路線に直通するのが大半だが、これがまた結構な人が乗っている。
富田までJRで行ってそこからバスに乗るのが面倒な人の需要を汲み取っている路線。特に時間に余裕のあるお年寄りとかは、高槻から乗り換えなしで帰れるのは助かるのだろう。
えきログちゃんねる[動画配信]
5番のりばから発車する南平台東線の車内放送(平安女学院大学東→二中前まで)。
国道171号線を通る国道線の車内放送(サンスター前→JR高槻駅北)。
どこぞの古都の市バスみたいに合成音声の魔改訂をしていないのが好感。