再開発によって大変貌を遂げたJR茨木駅の東口に直結し、市内南部への路線と関西空港行きリムジンバスが発着するバスターミナル。
これまでの市内南部のバスは阪急茨木市駅止まりが基本だったが、道路整備により新設されたバス路線によりJR茨木駅への直接アクセスが可能となり、阪急からJRへの顧客流動化をもたらしている可能性がある。
外観
JR茨木駅東口広場を駅北側から望む。再開発によって大変貌を遂げた。将来の新快速停車候補駅と言われている。
「雲」をコンセプトにした大胆かつ先進的なデザインの東口広場。
かつて駅東口は道路事情が悪く、バス停どころかロータリーすら存在しなかったが、こんな大変貌を遂げるとは誰が想像しただろうか。
そして、バスターミナル横に設置されたエスカレーターを登ると、、、
こんな姿が見渡せる、2階デッキに到着。雲の切れ間から光が差し込んでくる感じだ。
乗り場
乗り場は全部で5つ。
手前1番のりばから京阪バスの枚方市駅行きと寝屋川市駅行きが毎時2本ずつ発車する。
枚方市駅行きは、出発すると西口から発車する本線と合流し、阪急茨木市駅西口から茨木市西南部を経由して枚方市駅に向かう。
寝屋川市駅行きは、途中の茨木市役所前から本線と分離し、阪急茨木市駅南口と茨木市南部を経由して摂津市鳥飼から寝屋川市駅へと向かう新設路線。
朝は摂南大学の学生便も兼ねているので本数が増える。日中30分の1本の割には利用率が高いように見受けられる。
2・3番のりばからは、1997年に新設された近鉄バスの水尾系統が発車する。
当系統は循環路線で、2番乗り場は、水尾先回りの便が発車する。バス空白地帯であった水尾地区の要望等を経て運行を開始した。
運行当初は中型バスでの運行だったが、道路事情と利用状況改善により、大型バスも堂々と走るようになっている。
3番のりばからは、平田先回り便が発車。当初は阪急茨木南口始発だったが、JR茨木駅東口ロータリー完成により、同駅まで延伸。
ともに平日日中は15分間隔で運行されるドル箱路線にまで成長を遂げた。
5番のりばからは、当バスターミナルを出発し、阪急茨木東口を経由して関西空港に向かうリムジンバスが、1時間に1本程度運行されている。