阪急茨木市駅東口に直結し、茨木市西南部から高槻市の柱本団地に向かう阪急バスの伝統路線が発車する東口と、駅から南に少し歩いた高架下にあり、茨木市南部と京阪寝屋川市駅方面に向かう近鉄・京阪バスの新設路線が発車する南口。
駅からの利便性とターミナルの大きさは東口が勝っているが、南口は、乗り場は簡素な作りだが、新設便がJR茨木へ直通していることもあり、本数と乗客数で東口に勝っており、新旧の栄枯盛衰が感じられる。
目次
外観
阪急茨木東口
阪急茨木東口は、阪急茨木市駅東出口に直結するターミナル内にある。
阪急茨木南口
一方の阪急茨木南口は、駅から南に歩いた高架下にある。作りはバスターミナルではなく、道路上にある単なるバス停。高架下ということもあり、屋根すら設置されていない。
乗り場
【東口】阪急バス:二階堂・西面大橋・柱本団地方面
終点阪急茨木東口に到着した阪急バス。かつては大型バスでの運行が基本だったが、今では中小型バス中心となってしまった。
東口バス停を後ろから見た絵。ターミナルとしては立派だが、運行しているのが1路線だけというのは何とも悲しい。
南口から発車する近鉄の水尾循環便に押され、かつては10分間隔の時代もあったが、本数は減少傾向。
それでも30分に1本は確保されており、40年以上続く伝統路線。以前は西面大橋までが基本だったが、柱本団地まで延長された。
近鉄バスとの共同運行時代が長く続いたが、それも解消され、今は土曜の1便を除いて阪急バスによる運行。その名残もあって、停留所の標柱はここ以外はほとんど近鉄仕様のものが使われている。
近鉄標柱のバス停を通る阪急バスというのは、なかなかお目にかかれないかもしれない。
【南口】近鉄バス(水尾循環便)・京阪バス(寝屋川市駅方面)
南口の高架下のりばに到着する京阪バスの寝屋川市駅行き。
京阪バスの寝屋川市駅行きは、摂南大学の学生便も兼ねており、学生の乗客が多い。日中時間帯は30分間隔が基本。
近鉄の水尾循環便は、内回り・外回りが平日日中15分間隔ずつと高頻度体制。茨木市南部のバス空白地帯に走らせた路線だが、思わぬヒットでドル箱路線となっている。
関西空港からのリムジンバスは、ここを通って東口に向かう。
反対のJR茨木東口方面行きは、上記地図でのモスバーガーの前に乗り場を設ける。
これも標柱があるだけで屋根はないが、近鉄・京阪併せて1時間に10本のバスをさばく繁忙停留所。
近鉄バスJR茨木東口行きが停車中。
えきログちゃんねる
近鉄水尾循環便に押され気味の阪急バス柱本線の車内放送音声。
合成音声の魔改造が個人的にはいただけないが、コスト削減のためには仕方がないのか。。。