大阪ミナミの中心「難波」にあり、1日あたり約34万人と、ミナミ界隈では近鉄・南海のターミナル駅を凌駕する利用客数を誇る大阪地下鉄の中枢駅。
御堂筋線・四つ橋線・千日前線の3線が集結する敷地規模の大きな駅だが、千日前線開業までは御堂筋線と四つ橋線の駅は独立しており、四つ橋線の駅は「なんば元町」駅と名乗っていた。
かつては梅田駅並の50万人近い利用客も、バブル崩壊と共に現在は約34万人程度まで減少しているが、大阪地下鉄では梅田駅に次いで堂々の第二位の地位を保っている。
目次
外観
御堂筋(南北)と千日前通(東西)が交差する難波交差点。御堂筋線と千日前線の北西・北東改札が近い。
地下鉄と共に、近鉄・阪神の大阪難波駅もこの地下に存在する。
その難波交差点から南に下って御堂筋の南端難波西口交差点に到達。御堂筋線南南改札と南海なんば駅が近い。
今度は、難波交差点から千日前通を東に向かう。
車内放送で流れる「19番出口直結難波千日前ビックカメラなんば店」のある、千日前商店街。
最後は難波交差点を西に湊町方面へ。JR難波駅が入居する大阪シティエアターミナル「OCAT」。四つ橋線が近い。
コンコース・改札口
近鉄・阪神大阪難波駅地下改札口から上がってすぐのところにある北西改札付近。
御堂筋線・千日前線と近鉄・阪神との乗り換え口となっており、終始人通りが絶えない。
北西改札を改札外より。その奥にある改札は北東改札。
その北東改札を改札内から。
北東北西改札構内。人通りの多さを反映して広い作りとなっている。
西改札付近。千日前線と四つ橋線及び近鉄・阪神との乗り換え口だが、こちらは打って変わって人通りが極端にまばらになる。
奥が四つ橋線へ向かう連絡通路だが、御堂筋線が絡まないと、こうも人通りが変わるものかと驚き。
上の写真を反対方向から御堂筋線方向を望む。
千日前線が開業してこの連絡通路が出来たことで、それまで独立していた御堂筋線と四つ橋線の駅が一つになった。
四つ橋線北改札構内。OCAT開業に合わせて(?)綺麗に改修されているが、ご覧の通りの人通りで、同じなんば駅とは思えない光景。
今度は北改札を改札外から。
ここを左に行くと、難波の市街地、御堂筋線・千日前線・近鉄阪神線方面に、左に行くとJR難波駅とOCATに行ける。
最後は四つ橋線の南改札。
この地上が千日前線開業前の駅名であった「なんば元町(難波元町)」。難波の市街地から少し西にずれている。
時刻表
御堂筋線:梅田・新大阪・千里中央方面
大阪地下鉄の基幹路線である御堂筋線は、昼間は1時間あたり15本かつ10両の大輸送体制。
江坂から北急に直通する千里中央行きと、途中の新大阪止まりが交互の運転されている。
朝夕ラッシュ時はご覧の通りの増発体制だが、実は梅田(西梅田)までの所要時間は線形の良い四つ橋線に分がある。
御堂筋線:天王寺・あびこ・なかもず方面
御堂筋線南行きも、北行きと同じく昼間は1時間当たり15本体制(4分間隔)。
終点まで向かうなかもず行きと、途中の天王寺止まりが交互に運転されている。
次の大国町で四つ橋線と平面乗り換えが可能だ。
千日前線:野田阪神方面
千日前線はすべての列車が野田阪神~南巽間の通り運転。
日中は1時間当たり8本。短い4両編成なので、輸送量は御堂筋線のほぼ5分の1程度しかない。
千日前線:南巽方面
千日前線東行きは鶴橋まで近鉄線と並走しており、分の悪い競争関係を強いられている。
全線通し運転なので、運行体系は西行きと同じ。
四つ橋線:西梅田方面
四つ橋線北行きは、御堂筋線の支線的位置づけ。
日中は1時間当たり10本(6分間隔)。6両での運転なので、輸送量は御堂筋線の4割程度。
繁華街のやや西を走るので、駅から若干歩くことを気にしなければ、梅田~なんば間は御堂筋線よりも快適に移動できる。
四つ橋線:大国町・住之江公園方面
四つ橋線南行きは、大国町で御堂筋線と平面乗り換えした後は、そのまま南に突き進む独自路線を歩む。
四つ橋線も原則前線通しの運転だが、ラッシュ時は車両基地のある終点住之江公園の一つ手前の北加賀屋止まりの列車がある。
乗り場
【御堂筋線ホーム:梅田・新大阪・天王寺・なかもず方面】
1番線:天王寺・なかもず方面
御堂筋線の駅票。大阪の大動脈を表す「燃える赤」。
大国町側はやや西方にカーブしている。
上の写真の場所から大国町方面を望む。手前の階段を上がると南海なんば駅につながる南南改札に出る。
21系天王寺行きが到着。
1番線から2番線ホーム方向を望む。
実は、御堂筋線ホームは混雑回避のため、1987年に拡張し1番線と2番線ホームが分離させた。従って、単式2面2線構造となっている。
1番線に北急の新型車両9000系のなかもず行きが到着。車内装は阪急グループだけに阪急そっくりとなっている。
その9000系の顔はこんな感じ。
2番線:梅田・新大阪・千里中央方面
今度は北行きの2番線ホーム。御堂筋線の基幹駅とあって、ホーム幅が広くとられている。
同じ場所から心斎橋方面を望む。ホーム内に信号のある地下鉄の駅は珍しいのではないだろうか。
その2番線に御堂筋線の新型車両30000系千里中央行きが到着。燃える赤が映えて美しいフォルムだ。
次に21系新大阪行きが入線。2面2線の駅構造が幸いして、ホームのド真横を地下鉄を通り抜ける光景が味わえる。
今度は2番線ホームから1番線方向を望む。
ホーム梅田寄り。千日前線と近鉄・阪神との乗り換え口が近いところ。御堂筋線はいつでも人がいっぱいだ。
【千日前線ホーム:野田阪神・南巽方面】
千日前線の駅票。難波新地と千日前のネオンサインをイメージした紅梅色だそうな。
ホームは島式1面2線構造。
8両編成まで対応できるホームだが、現在は4両しか使われていないため、こんなに長い柵が設置されている。
駅のホームの半分が使われておらず、乗り場は御堂筋線が近い東側に寄っているので、柵がひときわ長い。
1番線に25系南巽行きが到着。
千日前線はワンマン運転を行っているので、ホームドアが設置されている。
2番線には同じ25系の野田阪神行きが到着。千日前線の車両は25系のみだ。
千日前線は、LCD発車案内掲示板が大阪地下鉄で初めて導入されたらしい。
桜川方ホームの階段より。御堂筋線側に人が集中するため、同じなんば駅でもこちら側は閑散としている。
【四つ橋線ホーム:西梅田・住之江公園方面】
四つ橋線の駅票。御堂筋線の「動脈の赤」に対して「静脈の青」。
円弧上の天井が印象的なホーム。こちらも千日前線と同じ島式1面2線構造だが、1995年のOCAT開業に合わせて(?)綺麗に改装されている。
四つ橋線の発車案内掲示板はまだLCDが採用されていない。
2番線の西梅田方面行きホーム。こちらも御堂筋線と違って人がまばらで落ち着いた雰囲気。
1番線に23系住之江公園行きが到着。なんばなので、さすがにそれなりの人が降りる。
その23系を大国町方面側より。四つ橋線の車両はすべて23系だ。
今度は2番線に同じく23系の西梅田行きが到着。
西梅田駅の場所を気にしなければ、梅田まで御堂筋線よりも早く、かつかなりの確率で座っていけるため、穴場路線だ。
えきログちゃんねる
御堂筋線1番線なかもず行き接近メロディ
地下駅なのに踏切音が流れるなんば駅の不思議。御堂筋線2番線接近メロディ。
千日前線1番線南巽行き入線風景動画w/25系警笛音
千日前線2番線野田阪神行き接近メロディ
四つ橋線1番線住之江公園行き接近メロディ